ー美容室でボブを依頼する！ボブの歴史やお店のこだわりを紹介ー

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カットのスタイルは多くありますが、根強い人気の髪型はボブです。
サロンや美容室でオーダーを受けることも多く、反対に提案することも多いボブですが、どのようにして生まれたのでしょうか。
今回は、そのようなボブの歴史について紹介し、ボブをカットしてもらうのにおすすめの美容室やサロンはどのようなところなのかについても解説します。

さまざまな説があるボブの歴史

ボブは肩より短くカットして襟足がすっきりしているのが特徴のスタイルです。
そのようなボブの始まりから普及について解説していきましょう。

諸説あるボブの始まり

ボブの始まりはジャンヌダルク説、ジャンヌダルクインスパイア説、いたずら説、ダンサー発祥説のいくつかがあります。

まず、ジャンヌダルク説はジャンヌダルクが戦闘で邪魔になるため長い髪をバッサリ切ってボブの原型ができたというものです。
確かに戦争で、しかも多くの兵士の先頭に立って戦おうと思ったら、長い髪は邪魔になります。
そういった意味で納得のいく説ですが、普及したのは20世紀からなのでやや無理があるかもしれません。
ただ、1890年には戦争の仕事に従事している女性の間でボブカットのようなスタイルが流行っていたようです。

次にジャンヌダルクインスパイア説は、1909年に世界的なカリスマ美容師だったポーランドのアントニ・チェルプリコフスキ（アントワーヌ・ド・パリ）がジャンヌダルクにインスパイアされて生み出したものです。
少なくとも流行させた可能性はかなり高いといえるでしょう。

3つ目はダンサーのアイリーン・キャッスル説です。
アイリーン・キャッスルは社交ダンスの技術をベースにスターとなった有名ダンサーです。
こちらは発祥というよりもアメリカに普及させるきっかけを作った人物と言えます。
夫のヴァーノンと共にカフェ・ド・パリの支店でニューヨーク・デビューを果たし、すぐにアメリカの芸能界で売れっ子となったのです。
1915年に「キャッスル・ボブ」というショートカットで登場し、衝撃を与えました。
以降、アメリカで多くの支持を受けて一気に一般化されたのです。

これら以外にも説はありますが、ショートにカットするスタイルは以前からあり、スタイルとして確立されたのが20世紀に入ってからといったイメージです。

アメリカで進歩的な女性のシンボルに

ボブが普及するにつれて、従来の長い髪が常識だった女性のスタイルに対する挑戦という風潮が出てきました。
特に欧米で新しい生き方を模索するフラッパーと呼ばれる若い女性の間で流行し、シャネルのスーツが登場した時期と重なって進歩的な女性のシンボルのようになりました。

日本に上陸したのは昭和初期！

アメリカでヒットし、ヨーロッパでも流行したボブは昭和初期に日本へも上陸しました。
モガ（モダンガール）と呼ばれる1920年代に流行した最新のファッションや考え方を取り入れた女性に受け入れられました。
従来は髪を伸ばして結い上げる結い髪が一般的でしたが、それに対するカウンターカルチャー的な行動として断髪によってボブにするという決意も込められていたのです。

1970年代には男性にも流行

実は1970年代のアメリカで男性にもボブカットが流行しました。
漫画のキャラクターで男性のボブカットが奇妙でインパクトのあるイメージを持ったという方もいるかもしれませんが、実は現実に流行していた時期もあったのです。

1990年代の再流行から現代

一時期すたれていたボブですが、1990年に前髪と非対称という非常に珍しいボブのヘアカットの登場によって新しいスタイルが確立しました。
これによって再び進歩的な髪型として注目されるようになったのです。

現代では、自己表現の一つとして個性を出す意味でも人気の髪型として定番のスタイルになっています。

ボブをカットしてもらうのにおすすめの美容室やサロンは？

ボブをカットしてもらうのにおすすめの美容室やサロンは、次のような特徴を持ったところです。

・きちんとしたカウンセリング
・微妙なバランスをとってくれる
・専門店やそれに近いところ

きちんとしたカウンセリング

ボブは、すぐにカットして終わりというものではありません。
シンプルなスタイルだからこそ、自分らしい魅力を引き出す必要があるのです。
そのようなボブのカットをする前にきちんとしたカウンセリングをしてくれるところを選びましょう。

単にボブといってもスタイルで大きく異なります。
さらにボブから派生したスタイルも少なくありません。
このように微妙なコントロールが求められる髪型だからこそ、カウンセリングを丁寧にしてくれるところがおすすめです。

微妙なバランスをとってくれる

微妙なバランスをとってくれるサロンを選びましょう。
カットしながらバランスをしっかり取り、何度も微調整してくれるところがおすすめです。
カットされている側だとすぐに決めてほしいと思いがちですが、ボブは微妙なバランスが重要なケースもあるので、むしろ丁寧にバランスをとるサロンや美容室の方が良いでしょう。

専門店やそれに近いところ

ボブは奥が深い髪型なので、ボブ専門のサロンも都市部には存在します。
それだけこだわればこだわれるスタイルですから、なるべく専門店やそれに近いところを選ぶのが良いでしょう。

もちろん全体的な技術が高いサロンであれば、ボブのクオリティもハイレベルです。

飲食店の例になってしまいますが、チャーハンのおいしい中華料理店はどのような料理もおいしいとか、バーでジントニックのおいしいお店はどのカクテルもおいしいといったたとえに近いかもしれません。

このように一般的なスタイルに思われがちなボブですが、美容室やサロンを選ぶ場合は、こだわりを持っているところを選ぶようにしましょう。
そうすることで納得のいくボブのスタイリングが受けられるはずです。

まとめ

長さは肩よりも短く、襟足のすっきりしたスタイルがボブです。
発祥は諸説ありますが、今も人気の髪型の一つとして多くの美容室やサロンで提供されている髪型でもあります。
多くのカラーとも相性が良い髪型ではあるものの、ボブは施術の技術が要求される要素もあり、実は美容室やサロン選びが重要な髪型です。
今回紹介したポイントをもとにボブが得意な美容室やサロンを探してみましょう。