美容室では、専用のドライヤーによってヘアケアをしています。
言い方を変えれば、美容室仕様のドライヤーを使えば、サロンに行ったような仕上がりを自宅でも簡単に手に入れられます。
しかし、どのようなドライヤーを使っているのかイメージが付きにくいという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、美容室で使用するようなドライヤーの特徴について解説します。
美容室用ドライヤーとは?
美容室用のドライヤーとは、業務用ドライヤーとも呼ばれるものです。
一般的なドライヤーに比べて次の点で異なります。
・速乾性
・ヘアケア機能
・用途
・耐久性
速乾性
美容室用ドライヤーは速乾性が違います。
特に長い髪の方が利用すれば、その性能の高さを実感できるでしょう。
通常よりも何割も短い時間で髪の毛をしっかり乾かせます。
そのため、急いでいる方もすぐに乾かして、家を出るといったことも可能になるでしょう。
ヘアケア機能
エアケア機能も美容室用ドライヤーの方が本格的です。
髪の毛をキレイに整える機能を搭載していたり、温度調節や温風冷風を切り替えられる温冷切替を搭載していたりします。
このほか、マイナスイオン遠赤外線効果は神のパサつきや静電気をおさえてまとまりのある髪にします。
また、多機能な美容室用ドライヤーの場合はスカルプケアやスキンケアの機能を持っているものもあります。
これによって頭皮の潤いを保つ作用が期待できます。
用途
用途は、自分で自分の髪へ使用する家庭用ドライヤーに対して、美容室用ドライヤーは美容師がお客さんの髪へ使用する設計になっています。
そのため、使い勝手が家庭用ドライヤーと異なります。
耐久性
美容室用ドライヤーは、連日長時間使用することを前提にしています。
このような環境から、かなり耐久性の強いものとなっています。
特に壊れる原因である電源コードの断線などが起きにくく、内部の機械も長時間使用に耐えられるものになっているのが特徴です。
長年使用するという意味では、美容室用ドライヤーの仕様は一般家庭用の物より優れています。
■美容室用ドライヤーそのものを使用するのは大変なことも
美容室用ドライヤーは高性能なものがほとんどです。
一方で、そのものも利用するのは、あまりおすすめではありません。
理由としては次の点が挙げられます。
・重い
・消費電力が多い
・高額
・手に入れにくい
*重い
まず挙げられるのが重さです。
美容室用ドライヤーは、強力な風が起こせるように内部の装置も高出力な物を使用していることがほとんどです。
そのため、重量自体も重くなっていることが多く、通常の家庭用のドライヤーより20%以上重いものもあります。
また、自分の髪に当てるというよりは、お客さんの髪に当てることを想定しています。
そのため、自分の髪を乾かす際は、取り回しがしにくいデザインになっているケースもあるので注意しましょう。
*消費電力が多い
消費電力も多めです。
一般家庭用のドライヤーは、800Wクラスの物がほとんどな一方で、業務用のドライヤーはその倍近い1,600Wクラスの物も存在します。
そのため、同じ時間使用した場合は、業務用ドライヤーの方が電気代は高くなる可能性があります。
速く乾くので、そこまで差は出ないと思いがちですが、セットなどをする際に電気料金アップという形で家計を直撃する点はでメリットです。
*高額
どのような製品でもプロ用は高額です。
それは美容室用ドライヤーであっても例外ではありません。
家庭用のドライヤーは高額な物でも2万円程度ですが、美容室用ドライヤーはそれが価格帯のスタートになっています。
製品によっては10万円台になっているものも多いので、価格面で入手に二の足を踏むことも多いでしょう。
*手に入れにくい
意外な盲点が入手方法です。
美容室用ドライヤーは、高額なものだとプロの美容師が利用することを想定して、美容室に出入りする専門の会社しか取り扱っていないものも多くあります。
そのため、家庭用のドライヤーのようにネットや家電量販店のようなところで簡単に入手できないのです。
知り合いの美容師に依頼して仕入れてもらい、そのうえで販売してもらう方法もありますが、ある程度親密でないと、このような方法で入手することはできません。
重さ、消費電力、価格に問題がないと判断しても、最後の入手段階で購入できないといった壁に当たることもあります。
■美容室用ドライヤーに近いドライヤーの選び方
美容室用ドライヤーは業務用に特化している分、一般家庭では使いにくいものが少なくありません。
それでも美容室用のドライヤーに匹敵する、一般家庭用ドライヤーを選ぶポイントとして次のポイントを紹介しましょう。
・速乾性
・ヘアケア機能の有無
・風量調節機能
・美容室用ドライヤーのデメリットが少ないもの
*速乾性
美容室用ドライヤーに近いドライヤーの選び方として速乾性の高いモデルが挙げられます。
速乾性の高いドライヤーは、頭皮や毛髪にも負担が少なく、時短にもなります。
実際美容室用ドライヤーも速乾性の高いモデルがほとんどです。
*ヘアケア機能の有無
遠赤外線やマイナスイオンを搭載したドライヤーであれば、美容室用ドライヤーに迫る性能が期待できます。
髪のパサつきが気になる方は、こういった機能が付いているかどうかチェックしましょう。
*風量調節機能
美容室用ドライヤーは、細かな風量調節機能が付いています。
これによって風量が細かく設定できることで、スタイリング時や髪の毛を乾かすタイミングなど、利用する場面に応じて柔軟な利用が可能になります。
高機能な家庭用ドライヤーなら、自動温度調整機能を搭載しているドライヤーもあるので検討してみましょう。
*美容室用ドライヤーのデメリットが少ないもの
美容室用ドライヤーの持つデメリットが少ないものを選ぶのもおすすめです。
自分で取り回しがしやすそうか、軽いかといった点です。
また、予算に制限がある場合は、価格面でも問題ないか確認するようにしましょう。
■まとめ
美容室で使うようなドライヤーを使うことで、髪つやのあるダメージのない毛のコンディションが得られます。
さらにくせ毛の修正やケアといった面や毛量の多さ、少なさに対応した高機能なドライヤーも多いことから、髪にとって大きなメリットがあります。
今回紹介した特徴をもとに、美容室で使用しているようなドライヤーを利用するようにしましょう。