髪のダメージが蓄積すると毛先もぱさぱさしてきたり、なんとなくセットしにくくなったりといった状態になってきます。
また、ツヤも失われ、美容的にも良くありません。
そんな時に利用したいのがヘアオイルです。
ヘアオイルを美容室で試してみることで成分によってヘアケアができるからです。
今回は美容室でヘアオイルを利用する際に期待できる効果や選び方について解説しましょう。
美容室でヘアオイルの施術を受けて期待できる効果は?
ヘアオイルは髪に直接塗ることで効果が期待でき、美容室で施術を受けることでさらに効果がアップします。
ここではそんなヘアオイルの効果について次のポイントを解説しましょう。
・髪の保護
・まとまりやツヤが出る
・スタイリングがしやすくなる
髪の保護:熱から髪を守る
ヘアオイルを施術してもらうことで熱から髪を守る効果が期待できます。
たとえば、ドライヤー前にヘアオイルを塗って施術することで熱ダメージを受けにくい髪になります。
メイクのファンデーションのように髪の最も表面で髪のダメージのもととなる熱ダメージから髪を守ってくれるのはヘアオイルで期待できる大きな効果の一つです。
まとまりやツヤが出る:髪質の改善が期待できる
ヘアオイルを塗ることで髪にまとまりやツヤが出ます。
これによって髪質の改善が期待できるのです。
たとえば、パサつきやすい毛先にヘアオイルを塗ることで毛先がまとまり、髪をきれいに魅せやすくなります。
また、パサつきも改善されるのでダメージを受けている髪も徐々に状態が良くなるメリットもあります。
スタイリングがしやすくなる:スタイリング剤のようになる
ヘアオイルはスタイリング剤の代わりにもなります。
実際、スタイリング剤は油分が含まれているものも多く、まさに油分を中心に美容成分が配合されたヘアオイルはスタイリング剤そのものといっても良いでしょう。
適度なウェット感によってスタイリングもしやすくなり、狙った髪型に決めるのが簡単です。
美容室でも参考にしている!ヘアオイルの選び方
美容室のようなプロの世界ではヘアオイルもきちんとしたものを選んでいます。
その際に重視しているのが次のポイントです。
・ヘアオイルの原料や種類
・狙った髪質になるかどうか
ヘアオイルの原料や種類
ヘアオイルの原料や種類にこだわります。
まず、オーガニックに近いものを選んでいることがほとんどです。
油脂から作られた成分のヘアオイルを選択し、石油など化学的に生み出されたオイルから作られたヘアオイルは敬遠する傾向にあります。
確かに化学的な過程によって生み出された原料は安定していてメリットもみられますが、オーガニックに近い油脂の方が人の皮脂に近い成分のため、より髪になじみやすい特徴を持っています。
また、美容室の現場では油脂を100%使用しているピュアオイルを選んでいるのも特徴です。
ピュアオイルはヘアケアだけでなく頭皮の乾燥にも効果が期待できるのもメリットのため、より幅広い効果が期待できる点も選ばれる理由といえるでしょう。
このような特徴を持つ油脂由来のヘアオイルには次のような原料が挙げられます。
・アルガンオイル:油焼けの心配がない酸化しにくいオイル。
対紫外線効果も期待できる。モロッコ南西部にしか生えないアルガンツリーの種子から採取される希少な原料。
・ココナッツオイル:ココナッツ由来のオイル、中鎖トリグリセリド、
飽和脂肪酸が多く含まれ頭皮や髪の水分を閉じ込めてくれる。
・マカダミアナッツオイル:バニシングオイル(消えるオイル)の異名を持つ、
まるで頭皮や髪の中へ消えていくように浸透する。べたつきが少ないのも特徴。
・ホホバ油:ホホバと呼ばれる植物の種子から作られる。
液状ワックスエステルが主成分という特徴で強力に髪や頭皮の乾燥を防ぐ。石鹸に使われることもある。
これらは一概にどれがベストというものはありません。
しかし、美容室の方針や狙った効果によって使い分けを行い選択されています。
狙った髪質になるかどうか
ヘアオイルには原料以外にも「オイルタイプ」や「ミストタイプ」といった2つの種類があります。
これらを使い分けて効果的に施術します。
まずオイルタイプは通常のヘアオイルタイプです。
こてはしっとり感を狙う際に使用するヘアオイルのタイプで、使用すると質感が重めでしっとりした髪質になります。
目的としては広がった髪を抑えたり、ボリュームを減らしたり、中度から重度の乾燥髪状態になっている場合のヘアケアに使用したりといった目的で選択されることが多い傾向です。
次にミストタイプはミスト状に髪へかけていくタイプです。
しっかり塗り込むというよりは表面にかけてなじませるといったものになっており、サラサラさせたり、質感を軽くしたりといった目的で用いられます。
主に猫っ毛のような髪質の方やボリュームをある程度出したい方、軽い髪型にしたいケースで選択される傾向があります。
美容室ではこの2つのタイプを状況に合わせて効果的に使用しているのです。
もし、自宅で使用する場合もヘアオイルの選び方の参考にしましょう。
セルフケアで使うヘアオイル
美容室で施術を受けてみてヘアオイルの雰囲気がわかったら美容室などでヘアオイルを購入して自分でもケアしてみましょう。
最後に基本的な使い方についてお伝えします。
基本的な使い方:ヘアケア目的でヘアオイルを使用する
基本的な使い方としてヘアケア目的でヘアオイルを使用するケースでは、最初にオイルを2プッシュ出してよく伸ばしましょう。
次に毛先を重点的にも見込んでいきますが、この時粗めのコームですくようにしてなじませると効果的です。
最後に乾燥させますが、まだパサつき感がある場合は気になる部分にヘアオイルをつけてなじませます。
少なめにとって少しずつなじませましょう。
まとめ
今回は、ヘアオイルを美容室で利用することによって期待できる効果やヘアオイルの選び方を紹介しました。
そして、セルフによるスタイリングの方法についてもまとめました。
これらを知ることでダメージを受けた髪の状態が復活し、ツヤが戻ってスタイリングがしやすくなるでしょう。
まずは、より効果が期待できる美容室でヘアオイルの施術を受けてみることをおすすめします。